MESSAGE看護部長挨拶

看護部長挨拶

看護部長の中澤美奈子です。
令和元年に川崎みどりの病院へ異動しました。ここにきて患者さんの看取りや最期のお別れの時の看護師の対応に「なんて穏やかに接しているのだろう」と感じました。それが療養病院の強みなのかもしれないと思いました。

 病院長が「僕の医療は転院元に迎えに行った帰りの救急車の中から始まるんだ」と話されたのを聞いて、患者に寄り添う医療はどういうことなのかを深く考え始めました。
ナラティブを現実的に行動に移せるようにしたいと思いましたが、なかなか進められませんでした。実際、ナラティブを理解していなかったかもしれません。そんな時、「この本を読んでみて」と先生から渡されたのは佐藤伸彦先生の「ナラティブホームの物語」でした。
ある師長が「ちょっとした会話を書き留めていくことでもいいですよね」と言ったことをきっかけに、私たちは書き留めることから始めることにしました。そこからナラティブを強みに変えるための活動が始まりました。